くさやの製造工程 本文へジャンプ
論文


 新島はその昔、豊かな海の島にいながら生活の中で塩は最も貴重な品でした。魚を塩漬け
するのに何度も残りの塩水を使っているうちに、この塩水に魚のエキスが溶け出し一種独特の
風味をかもし出したといわれ、これに改良を加えつつ今日の「くさや」の液が熟成されました。
 「くさや」の汁には防腐抗菌作用(くさや菌)がありますのでわずかな塩分で長く保存できます。
塩分が薄いので食味が良く、鮮度が保たれていますので魚の持ち味が残り、身にしまりがあるので
美味しいわけであります。(また、臭いからの連想で腐敗した魚肉や魚腸の中に漬け込むという
ような俗説が流布されておりますが、これはたいへんな認識不足で、本当は万全の衛生管理の中で
発行菌の作用で「くさや」独特の風味が作られています)
 くさや汁の熟成方法は各業者の極秘と
され、代々その家に伝えられています。

                               
       
 1 新島周辺の豊富で新鮮な魚の捕獲        2  鮮度の良い魚を腹開きにする

                                  
      
3 内臓を取り、真水による充分な水洗い      4 300年余の伝統を守り絶やさずに使い
                                 残してきたくさやの液に1枚、1枚丁寧に
                                 1晩かけて漬け込む

                                   
      
 5 表面に付いたくさや液をとるために       6 昔より竹で編んだ「す」に1枚、1枚
   真水で充分水洗いをする               なでながら干し並べる











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